自家歯牙移植と意図的再植|

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院長コラム

自家歯牙移植と意図的再植

2022.06.01

こんにちは。

久々のコラム投稿です。

少し前になりますが、下の奥歯が痛くなって来院された患者さん。

他院で何度も治療をしてきたけれど腫れたり痛くなったりをどうしても繰り返すとのこと。

前の先生が一生懸命やってきたけれどうまくいかなかった場合、

当院で一般的な正攻法で治療をさせてもらっても結果は同じということは当然多々あります。

この患者さんもそうでした。

数か月根の治療を繰り返しましたがやはりうまくいきませんでした。

歯を何とか残したいというご本人の強い希望があったのですが、

CTを見ても治療は困難。

根の治療の専門医の紹介もしましたが現実的には難しいとのこと。

そこで、この歯は抜歯して、抜いたところに親知らずを移植する

「自家歯牙移植」を提案したところ

チャレンジしたいとのこと。

移植は成功し徐々に機能が回復。

今では何でも食べられるようになりました。

 

生着率50%くらいと言われていた自家歯牙移植は

徐々に手法が確立され、成功率が上がってきているようです。

保険治療にも収載されている治療です。

長期的には十数年してから歯根吸収や癒着などの問題を起こしてくるかもわかりませんが

これまで私が行ってきたケースはわずか数例ですが

今のところすべて生着してくれているようです。

 

このように抜いたところに、他の場所から別の歯を持ってくるのが

「移植」です。特に自分の歯を移植する場合は「自家歯牙移植」と言います。

 

一方、調子の悪い歯を一旦抜いて、

お口の外でその歯の問題を治してから、元の位置に戻す方法があります。

これを「意図的再植法」と言います。

 

例えば部分的に歯の根の深いところに傷があったり、

根の先端に大きな問題があるにもかかわらず

歯根端切除ができない場合などでは有効です。

 

歯の移植も意図的再植法も簡単に言えば

保存困難な歯を復活させる方法です。

成功すればインプラントよりも有益と言っても過言ではないでしょう。

 

そう考えると、親知らずと一言で言っても周囲の歯や組織に

悪影響を及ぼす可能性がある歯は積極的に抜歯を検討するとしても、

その可能性が低ければ、敢えて残しておくことで、

いざというときに積極的に移植を検討することで

アクシデントを乗り越えられるかもしれません。

それも良い選択だと思います。

 

将来のことも考えて抜歯の是非を検討してみてはいかがでしょうか。

 

※移植には様々な条件があります。

たとえ親知らずがあっても感染している歯や

サイズが全く合わない歯は条件を満たしません。

また、移植先に十分な骨がなければ

生着は困難かもしれません。

まずは主治医の先生とよく相談しましょう。

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