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神経が死んじゃった?1本だけ歯が黒い!

  • 院長コラム

こんにちは。

先日こんな訴えをされる患者さんが見えました。

「歯が揺れて、腫れて、痛かったんだけど友達に『こんな時に病院なんて行くもんじゃないよ!』と言われて

来れなかったんですよ~」と。

 

コロナ禍、体に問題不調を抱えた患者さんが、問題を抱えているにもかかわらず

感染拡大を恐れて受診を控えるケースが多いようです。

 

大事な歯や歯茎、入れ歯に不調があればすぐに受診をするべきだと思います。

しかし、コロナが心配な時はかかりつけの先生に電話をして

まずは困っている現状を相談してみたらよいのです。

きっとやさしく答えてくれると思います。

 

さて、長年にわたりむし歯が放置されたり、

スポーツ外傷などにより歯を強くぶつけてしまったり、

様々なアクシデントが起こってしまった結果

最終的に歯の神経が死んでしまうことがあります。

一般的に神経が死んでしまった歯は

機能を失った(死んでしまった)神経を取り除いたうえで

防腐剤を緊密に充填したあと、穴を塞いだり被せものを装着したりします。

 

神経が炎症を起こした後、すぐに治療を行いきれいに防腐剤が充填されれば

その後歯の色調に問題を起こしてくることはほとんどないといわれます。

しかし、神経が取り除かれずに放置されてしまった場合はそうはいきません。

神経が死んでしまった歯は時間の経過とともに黒くなっていくのです。

これは神経の中に含まれる血液成分(鉄分等)が

歯の象牙細管に入り込み酸化する結果だといわれています。

 

さて、こうして1本だけ黒くなってしまった歯はどうしたらよいのでしょうか。

そんな時には「ウォーキングブリーチ」がおすすめです。

神経の治療をした後、専用の漂白剤を歯の中(神経の入っていた部屋)に充填して仮封をします。

10日ほどで1回目の評価を行い、その後さらに10日ほどしたところで最終評価をします。

お隣の歯と全く同じくらいにまでとは言えないかもしれませんが

近くまでは白くなることが多いです。

 

ビフォーアフターをお見せしたいところなのですが

ビフォーアフターの比較写真は見る人に過度の期待をさせてしまう可能性があるという理由から

法的に掲載できないことになっておりますのでご了承いただき、

お気軽にかかりつけの先生にご相談いただきたいと思います。

 

被せるためにたくさん歯を削らなきゃならないんじゃないかとか

冠は保険が効かないんじゃないかとか心配なことが多いと思います。

冠にしなければならない場合もありますが、

ご自身の歯の素材が十分に残っていて過度に相手の歯と噛み合わなければ

冠にせず、裏からプラスチックを充填して終われることが多いです。

ウォーキングブリーチは保険が効きません。

当院では漂白は1本¥5,500-(税込み)で治療しております。ご参考までに。

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